メガネ

めがねの声

(2001年10月28日 16号より)

この前 日吉駅から 電車に乗る時 「久しぶりですね」と駅員さんに 声を掛けられました。
いつもは、軽くおじぎをするだけですから 嬉しかったです。

私が車イスに乗りはじめた 13年くらい前は車イスで電車に乗るのは とても不便でした。
私は「白楽駅を利用したいです。」「厚着の愛甲駅を 見に行ってほしい」と視聴に2回手紙を書きました。
お返事が来て 電話をしていけば介助してくれるそうです と電話番号が 書いてありました。私は 何度か利用しましたが やっぱりめんどうなのであまり使いませんでした。
そのうち白楽駅にも 障害者用の 出入り口が 出来ました。
私は ボランティアさんと一緒に、一人で電車に乗れるように 練習をしましたる私たち車イスの人は 一番後の車両に乗るようにと教えられました。車掌さんに一番近いからです。
白楽のホームと電車の間が広くあいていますので車イスで乗るのは とても危なく大変でした。
私は 大塚さんに 相談してスキ間にかけるアルミの 折りたたみ板を作っていただきました。
これを車イスの後のカゴに 積んで歩き電車に乗るたび使いました。ある時駅の人が「ちょっと写真をとらせて下さい」と言いました。
それからしばらくたった時、駅の人は、白い荷物を提げて迎えに来ました。折りたたみの板でした。私のより大きくて安心です。これを電車とホームの間にかけて載せてくれました。
その時から東横線の駅に 板がそなえつけてあるようになりました。
やっぱり自分で 頑張って外に出れば一歩づつでも進んでいくなと思います。

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