メガネ

めがねの声

(2016年6月1日 151号より)

桜井さんのこと・・・訃報

2月20日に桜井さんがお亡くなりになりました。
桜井さんは、活動ホームしもだのよつばの部屋でボランティアをしてくださっていました。皆がだいすきで、抱っこしたり、横に座って歌ったりしていました。
よく皆やボランティアさんたちにも、ニックネームをつけて呼びあっていました。桜井さんはルパン3世でした。
支える会でグループホームを作る時、お母さんたちと一緒に考えて新聞を出すことになりましたが、桜井さんの付けた名前の「たわわ」に決まりました。
『たわわに実るの“たわわ”だよ』『内容が良ければ、いい名前だねということになるんだ...』といっていました。

*  *  *

私のことになりますが、ワープロをしていたので、青年クラブでいっそのことパソコンにしたらと言って、ボランティアさんが見てくださいました。でもなかなか忙しくて21度では難しいので、桜井さんにも見ていただくことにしました。初めは、青年クラブのボラさんが連絡帳を作って学習したことを伝えていました。
そのうちに桜井さんもだんだん忙しくなって「友子は、もう一人で出来るよ」と言ってくださって勉強は終わりにしましたが、私は手と言葉が不自由ですので、なかなか文も作れず、ちょっと心配でした。
時々グループホームにも来てくださっていましたが、急に会えなくなって、昨年の12月にメールをいただいたのでが最後でした。
“今年1年を漢字一字で表すとすると、私は“悟”です。悟りにはまだ遠いけど...友子さんは何ですか”と書いてありました。
家に帰ってパソコンの前に座ると、今も桜井さんを思い出して悲しくなります。
パソコンは、今でも困る時もありますがなんとか頑張ろうと思っています。

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