メガネ

めがねの声

(2015年12月24日 149号より)

私が”話す„まで・・・

3年ぐらい前から、月に一度勉強会に参加しています。
勉強会と言っても、私がそう呼ぶだけですが、名前があってリブトークといいます。前にも書いたことがあったかもしれませんが、はじめは1年だけの予定が、もったいないので続けていて、もうそろそろ4年になります。
メンバーは、自立した障害者たちや福祉の仕事をする人たちなどが自由にあつまります。忙しくてたまにしか来られない人も、途中からでも頑張って参加する人もいます。

*  *  *

私は、ここに参加してとても良かったと母と話しています。
集まりでは、私には初めてのお話を聞いたり、映画やどデオを見たり、皆で本を読んだりして話します。
私の通っている活動ホームや、グループホームの仲間たちとはまた違って、ここに来ますと、また別の楽しさがあります。
お話をしたりして、解らないことは、後で教えてもらっています。会の終わりには、みんなひとことずつ発言します。
私は、生まれた時の障害で、話が不自由で、みんなに話すのはできませんが、この頃は、時間がかかっても良い時は、少しは言うことが出来るようになりました。もちろん文字盤などを使ってです。
耳から聞いて理解することはできますので、会議に入っでいけるようになりました。
グループホームの事務局会議などでも、5年ぐらい前までは、じっと聞いていくのがやっとで、家に帰ってから話をしていましたが、今はすぐに意見を言えるようになりました。
それも、いろいろな外の会や集まりに行くようになって、話せるようにもなったのだと思います。
わたくしは、子供のころから、障害者の先輩が頑張る姿を見ると、私もとてもはげまされて、頑張ろうとおもいます。

*  *  *

そろそろ、私もヘルパーと参加して、母は「親」の立場で一緒に参加できるとよいと思うのです。いまは、半分は私の”通訳„ですから。

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