メガネ

めがねの声

(2001年03月28日 10号より)

この前 電動車いすで電車に乗っていると後ろからとつぜんポンと方をたたく人がいました。
それは 昔、剥落の商店街にいた おばさんでした。
私がまだ 小さいとき バギーに 乗って母や妹とよく、買い物に 行きました。
皆が、少しづつ 私の顔や、名前を 覚えて声をかけてくれました。

今 家の近所をあるいていると、知っている人が ちょっと肩をたたいて、「寒くない?」「お風邪を引きませんか?」と話しかけてくれたり 「いってらっしゃい」などと言って下さるのがうれしいし、皆が見ていてくれると 思うと安心です。
知らない人に声を かけられることも あります。
「いつも講演でゲートボールをしているときに 車いすで達のを見てますよ」と言われたりします。
たまには、お酒を飲んでいる人が、よってきて声をかけたり「車いすが通るから、どいてどいて」と交通整理をしてくれたりすると なんだかすこしこわくなったりします。
外を歩くと 色々な人に、会います。
少しずつでも、長く歩きつづけるのがいいのだなと思います。

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