=第3期=横浜市障害者
プランに私たちの声を
お元気ですか!
このところ“日本の穏やかな四季の変化”から遠くなって久しいようにおもいます。年々気候は荒々しくなっていくような気がしませんか。
実は、気候だけでなく大きな自然の一部として生きるひとの営みも、変わっているのかなと思うことがあります。戦後、穏やかに生きる道を選んできたはずの私たち日本は、それなりに進化しながらも、いま数を頼む力の中でずいぶんと乱暴な政治が行われています。いろいろカモフラージュしようとしていますが、党利党略などという古い言葉もよみがえるようです。
そもそも責任は...などという話はさておいて、発言力の弱い人たち、数の少ない人たちにとっては、要注意です。
これからの6年間を考えて!
さて、「横浜の福祉はいいですね、頑張っている」と言われてきましたが、当事者やそれを取り巻く支援の人たちがこつこつと作り上げてきた地域福祉の活動が、まだまだ効いているのかもしれません。しかし、変化し増えていく新たなニーズについては、当事者たちの真剣な意思表示が必要ですし、これをくみ上げてより現実に寄り添って行こうという姿勢での施策検討が必要です。
この度、横浜市は「自己選択・自己決定のもと、住み慣れた地域の中で安心して暮らしていけるヨコハマ」などを基本目標として作った第3期横浜市障害者プラン(27年度から32年度)の素案の骨子を策定しました。これを受けて、これからの6年間のベースとなる計画をめぐる議論を、短い期間ですが、当事者の間で議論されていると思います。各団体は、要望書としてこれ等の意見をまとめて提出しました。
8月には素案を策定、横浜市会へ報告し、11月には原案策定、3月末にはプランが確定します。この中で、例えばグループホームの数や支援、障害者の高齢化・重度化への対応なども示されてくるはずです。
いずれにしても本当に、障害者たちが自分の願っているように安心して、しかも生き生きと住み続けることが出来るのか、当事者の側でも、きちんと議論し提案していく活動が大切です。(*パブリック コメントという、市民に意見を問い、誰もが意見を出せる機会があります)
当事者に寄り添い細やかな支援を!
自分たちに合った福祉を作り上げるには、自分たちも頑張らねばならないというのが、これまでの私たちのやり方であったとは思いますが、努力だけではとてもできないことも多く、公の取組みが必要なのです。
ただ計画を作りそれに形通り当てはめるだけでは、そこから漏れる人たちの生活は充実しません。そして、その人たちにも寄り添い、支援が行き届くようでなければ、生き生きした地域にはならないのだと思います。また、当然な事なのですが、計画にはきちんと数値として示されることも大切です。
(この前から言われてきましたが、事細かく決められたバリアフリー基準を巡る議論も、現場の意見として、健康福祉局に要望し対策が考えられています)
私達NPO法人「地域で生きる障害者を支える会」でも、少しずつ変化をとらえながら新たなニーズに合わせ、活動を変えていく必要があることを、先日開かれた総会でも確認されました。
ご一緒に頑張りましょう!!
地震だけでなく、自然の災害は、いつやってくるかわかりません。もし何かあった時、どう対応していくのか、日頃からの取り組みが言われていますが、なかなかまとまりません。そんな中でも、地域の中に住まう障害者たちは、地域との連携を取りながら、もしもの時を考えていかねばなりません。そのためには、地域の一員として知っておいてもらうことが大切です。イベントなどにも積極的に参加しましょう。
交流を楽しみながら、生活の幅もひろがります。
* * *
梅雨明けはまだですが、暑さが日ごとに増しているような気がします。みなさま体調など崩されていないでしょうか?
では今月もよつばホームの様子をご紹介したいと思います。
園芸教室
先日、西部町内会主催の園芸教室に参加させて頂きました。
「梅雨の中休み」というには少々暑すぎる感じですが、青空のもとでの活動となりました。肌が焼け付くような暑さでしたが、入居者、スタッフ共々頑張りました。
地域の皆さんも大勢参加されていて、会場はとても賑わってました。
園芸教室は、各自好きなお花を選んで鉢に植えといった形で特に決まりがなく、自由に楽しめる様になっていました。何人かでグループになり、どのグループが綺麗に植え替えられるか!といった様に気合い十分です。
「この花は○○っていうのよ♪」とか「この花はもうすぐ咲くわね♪」などの会話を交わしたり、優しいチビッ子がスコップを取ってくれたりと、地域の皆さんとよい交流になっていたようです。それぞれに選んだお花をプランター等に入れて完成!!
普段、実際に花びらや葉を触ったり、土に触れる機会が少ない中で、時折町内会の皆さんのアドバイスや手を借りながら、各々で花を植え替えたり、土を被せたりしていて、面白い体験が出来ていた様に思います。
意外にも(といって失礼かもしれませんが汗)色々な花に興味を持っていた様に見えた次郎さんや、しもだでも生花をしている勢津子さんや友子さんをはじめ、暑さで疲れながらも皆さんいい笑顔してました。
西部町内会のみなさま、大変貴重な体験をありがとうございました。
ギャラリーかれん
先日、第2よつばホームの大原友子さんの作品展にみんなで行ってきました。
今回の友子さんの個展は書道です。テーマは「心」ということで、部首に「心」を使った作品がディスプレイされていました。
例えば「悲」という字は筆圧からも悲しそうに見え、「怒」は力強く書かれていて怒っている様に見え、「忘」は何だか物忘れでもしたかの様に表現されていました。
みんな一つ一つの作品をじっくり見ていました。大原さんお疲れ様でした。