メガネ

めがねの声

(2003年05月28日 23号より)

テレビなどで障害者を紹介した番組を見ると、いつも「みんなすごいな!」と思いますね!
皆さんも見たかもしれませんが、この前NHKで、11才の重度の天才障害児の番組わ見ました。
この事は、他の人たちも見ていて、ちょっとした話題になっています。その子供は文字盤で話します。
お母さんが子供の手と文字盤を両方一緒に動かして、お父さんと3人で詩を作ったり、大人のように話をしたりしていました。
でもその速さは とても速く、その間仲 障害の子は顔をあちこち向けていて、文字盤も見ないし、集中していません。
お母さんが 自分でポインティングしているように見えました。
私は 文をかくのに、とてもたくさんの時間がかかるので、あのテレビのことが本当だとしたら「いいなー」と思うけれど、ちょっと「本当なのかなー」とも思って見ていました。
1日、24時間しかないのに 寝たり、食べたり、訓練をしたり、私たち障害者は、身のまわりの事をするのも時間がかかります。
ずっと本を見る時間なんてあるのかしら、テレビで言っていたように、たった11才になるまでに 2000冊もむずかしい本を読むことはちょっと ウソみたいだなと 思いました。
だから、ぜったいなさそうなのにあるから「きせき」だとテレビで言っているのだと思うけど、頭の中のどの辺りにそれができる所があるのかふしぎです。
もし事実なら、私も よつばの友だちも ほんとうに うらやましいね!

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